

集客ブログ構築サポーターの瀬戸内ことりです。
この記事は、以下のようなお悩みをお持ちの方に読んでいただきたい記事です。
- プロフィールを書きたいが、何から書けばよいかわからない
- 生い立ちを時系列で書く以外の方法を思いつかない
- 自分の実績をうまく伝えられず悩んでいる
- サービスに興味を持った読者がプロフィールで離脱するのを防ぎたい
- 読まれる自己紹介の型を知りたい
読者を引き込むストーリー型プロフィール
ストーリー型プロフィールとは?
読まれるプロフィールには、ある共通点があります。
それは “信頼できそう” と感じさせるストーリーの存在。
いきなり実績を並べても、人は信用しません。
共感できる背景や過去の葛藤、そこから得た気付きや転機があるからこそ、「この人の話をもっと聞きたい」と思ってもらえるのです。
プロフィールは単なる自己紹介ではなく、サービスや商品に興味を持った人が「申し込もうかどうしようか」と迷っているときに見る最終判断の指標でもあります。
プロフィールページを開いてくださっている読み手は、もしかしたら、すでに “今すぐ客” に近い状態・心境になっているかもしれません。
だからこそ、自己満足な生い立ち時系列ではなく、読者とつながるための “構成” が必要なのです。
ありがちな NG プロフィールとその理由
過去にプロフィール添削をご依頼いただいたことがあります。
渡されたプロフィールは、なんと3万文字。
生まれたときから初めて立って歩いたとき、学生時代、社会人になってからのこと・・・それらがつぶさに描かれ、現在までが網羅された時系列プロフィールでした。
これを拝読して私が感じたこと。

誰が読むねん。
いや、その前に・・・・・・

誰が興味 持つんよ?
ご自身の「ウリ」=アピールポイントが書かれていない、何を専門にしているのかが全く案内されていない自分史でした。
プロフィールは「自伝」ではありません。
「自分史」でもありません。
読者が知りたいのは「あなたの人生」ではなく、「読者の悩みに触れる部分」です。
その関連性こそが信頼を生むポイント。
- 読者が知りたい情報に絞る
- 読者の未来像に触れる
この2つを意識するだけでも、ぐっと信頼感は上がります。
読者に届くストーリーテンプレ
ここでは、「ことり式プロフィール導入テンプレ」として、ストーリー構成の要素を6つに整理しました。
12ステップのヒーローズジャーニーをベースにしつつ、プロフィール用に簡略化。
6つのステップで進めます。

12もあると、ブログに載せるプロフィールとしては ちょっと重すぎるからね・・・。
(重~いプロフィールは、もっともっと前のめりで「読む気」になっている状態の相手に渡すのがよさそうです。例えばメルマガの読者さんとか販売ページ (LP) とかですね)

「主人公が冒険に出発し、仲間に出会い、あらゆる困難を乗り越え・・・」という王道のストーリーが「ヒーローズジャーニー」です。
1.読者との共通点や出会いの描写 (出発前の日常)
まずは、“あなたと同じ場所にいたことがある” ことを伝えるパート。
読者は「この人、私と似てる」「私と同じだ」と感じ、親近感を持ちます。
サンプルストーリー
子どもたちに「おかえり」と言ってあげられる生活を手に入れたくて、私は在宅で稼げる方法を探し始めました。
そのとき出逢ったのが「スマホがあれば誰でもできる」「指先ひとつで稼げる」「初月から30万円は堅い」という魔法のようなメソッド。
2.ある出来事で気づきが生まれる (冒険への招待)
状況を変えるきっかけになった出来事や出会いを描きます。
サンプルストーリー

そんなステキな方法があるなら・・・!
私は迷うことなく申し込みボタンを押していました。
すぐに送られてきた会員サイトの情報。
記載されている URL をタップすると・・・マニュアルがあまりに薄い。
その他の情報は何ひとつ置かれていない。
マイページでは登録情報すら確認できない。
不安になり、今後の流れなどについてお尋ねすると、
- 「ほかの参加者様の状況を伺って調整します」
- 「準備が整い次第、連絡します」
- 「それまではマニュアルを見て実践していてください」
何ひとつ進まないんです。

もしかしてカモられた・・・?
詐欺だと確信した私は、ブログを立ち上げて仲間を募り始めました。
集団訴訟に持ち込もうと考えたのです。
3.試行錯誤・壁にぶつかる (試練)
すぐにうまくいったわけではないという “等身大の自分” を見せることで、さらに共感を生みます。
サンプルストーリー
ブログと並行して、弁護士さんにも相談に行きました。
そこで弁護士さんから頂いたのは、「とても気の毒だが、泣き寝入りを勧める」との回答でした。
詳しく伺うと、やさしく丁寧に、絶望的なお話をしてくださいました。
- 相手の拠点が東京なので、訴訟費用とは別で弁護士さんの往復交通費と滞在費がかかる
- 訴訟を起こしたとして、もし取り戻せなかったら、金銭的負担も心労も増すばかり
- 全国ニュースとして取り上げられるような事件でもなければ、取り戻せる確率は極めて低い
と聞き、絶望。

八方ふさがりだ・・・。
4.解決の糸口と転換点 (変化)
自分なりの気づきや成果、方向性の発見をシェアします。
サンプルストーリー
でも、そんなとき、ブログを通して、助けてくれる人が現れました。
「過去に同じような経験をしたことがある。僕の場合は連絡手段を絶たれたから諦めるしかなかったけど、絶対に負けないでほしい。できることは何でもする」
次にブログを通して連絡をくれたのは、同じ商材を購入された方でした。
その方はお住まいが詐欺業者の拠点に近く、定期的に連絡を取り合い、相手の様子を探りました。
(中略)
起こったことを時系列で書き出し、「販売ページやローンチの最中に謳われていた商品の内容」と「実際に提供された商品」との齟齬を丁寧に挙げて分厚い資料にまとめ、訴状を書きました。
その訴状をもって先方に返金を要求。
敵は「ブログを他の参加者が見ると困る」と白旗を揚げました。
最終的に、
- ブログを削除すること
- 訴訟を取り下げること (実際にはまだ提訴していませんでしたが。笑)
この2つを条件に、全額返金を約束させました。
5.今、提供できる価値と信頼の根拠 (報酬)
今どんなことができて、なぜそれを提供できるのか。
サンプルストーリー
この経験から私は、ブログの持つポテンシャルと、「目的を定めて書くブログ」=「特化ブログ」のすごさを知りました。
この経験から、いま私は、「ブログ集客」の方法をお教えするコミュニティを運営しています。
6.読者へのメッセージと動線 (帰還)
最後に、読者の行動を後押しする言葉で締めくくります。
サンプルストーリー
ブログの持つ力と、「皆さんにもできるよ!」というメッセージをお伝えするため、日々活動・発信をしています。

ブログ運営や SEO集客でお困りのことがございましたら、ぜひご相談くださいね。
書き方のポイントとチェックリスト
全部書かなくてOK!要素の “つまみ食い” が◎
6つすべてを入れる必要はありません。自分の物語に合った部分だけ使えばOK。
- 共感されたいなら「1・3」
- 信頼性を伝えたいなら「4・5」
- 行動を促したいなら「6」
“誰が読むのか?” を常に意識しよう
プロフィールは自分のためではなく、読者のためにあります。
- その情報、読者に必要?
- 自分をよく見せたいだけになってない?
最後にチェックすべき5つの視点
- 読者の悩みにリンクしているか?
- あなたの “変化” が伝わっているか?
- 信頼できる要素 (実績・価値観など) に触れているか?
- 読者に「自分にもできそう」「自分もこうなりたい」あるいは「あなたに依頼すれば間違いない」と感じてもらえるか?
- 次のアクション (申し込み・問い合わせなど) が自然に浮かぶか?
プロフィールは、読者との関係構築の場であり、“申し込み・問い合わせ前の最後の後押し” の場でもあります。
自分語りではなく、「この人、私のことをわかってくれるかも」と思ってもらえる構成に変えていきましょう。

悩んで手が止まったら、ぜひご相談くださいね!