

集客ブログ構築サポーターの瀬戸内ことりです。
この記事では、実例と信頼情報の引用ルールをお伝えします。
なぜ正しい出典・引用が信頼度を上げるのか
情報には「根拠」が必要です。
そして読者は根拠を求めています。
「どこかの誰かが SNS か何かで言っていた」というような「ソース (情報源) のない伝聞」ではなく、信頼できる情報源を明示することで、ブログそのものの信頼度が高まります。
「出典」についての誤解と危険性
以下は私が X (旧 Twitter) 上で見聞きした例です。
- 写真家さん (写真を無断利用された)
- ブロガーさん (利用料を請求された)
写真家さんがポートフォリオサイトに掲載していた写真。もちろんご自身で撮影されたものです。
あるブロガーさんが、その画像を気に入り、ダウンロードして自分のウェブサイトに掲載。「出典」として写真家さんのウェブサイトの URL を記載していました。
無断転載を快く思わなかった写真家さんは弁護士さんに相談。「中止を求める」のではなく、掲載されていた期間の利用料を請求する内容証明を送付したようです。
画像や写真は著作権保護対象。
「出典」と付ければ転載してよいというわけではありません。
必ず持ち主 (著作権者) に確認を取るようにしてくださいね。
「引用」の決まり
https://gemini.google.com/u/1/app/85e0bddb46bca8c8
以下のようなご質問をよくいただきます。

引用は記事に対してどれくらいの割合なら大丈夫ですか?
「引用は記事全体の何パーセント以内でなければならない」という法律上の明確な数値基準はありません。
ですが、もちろん、無制限に引用してよいわけではありません。
著作権法で定められた「引用」のルールを守る必要があり、割合の問題は「主従関係」という考え方で判断されます。
ポイントは「主従関係」
法律で認められる「引用」とするためには、ブログ記事が「主」、引用部分が「従」という関係性が明確でなければなりません。
- 主:ご自身の意見、主張、解説、分析など
- 従:ご自身の主張を補強したり、具体例として示すための引用部分
つまり、読み手が「この記事は あなたのオリジナルだな」と認識でき、引用部分は あくまでその記事を補足する脇役になっている状態が理想です。
量的な判断基準
「何パーセント」という決まりはないものの、引用部分が記事の大部分を占めてしまうと、「主従関係」が逆転していると判断されやすくなります。
例えば、記事の半分以上が引用で、ご自身の文章が少ししかない場合、「引用」とは認められない可能性が高まります。
ただし、これはあくまで目安です。
記事の内容や構成によって判断されるため、「引用が20%以内だからOK」「5割だから NG」と一概に言えるものではありません。
引用の4つの要件
主従関係に加えて、適法な引用と認められるためには、以下の要件を満たす必要があります。
これらは著作権法第32条で定められています。
- 公表された著作物であること
すでに世の中に発表されている文章や画像などが対象です。未公開のものは引用できません。 - 引用部分が明確に区別されていること (明瞭区別性)
ご自身の文章と引用部分がはっきりと区別できるように表示する必要があります。
対策例:
・かぎ括弧 (「 」) でくくる
・<blockquote>
タグや、WordPress の「引用」ブロックを使ってデザインを変える - 引用の必要性があること (必然性)
自説を解説したり、補強したりするために、その引用が「必要不可欠」である必要があります。「文字数を稼ぎたいから」といった理由では認められません。 - 出所の明示
どこから引用したのか、その出典を必ず記載しなければなりません。
記載例:
・書籍名、著者名、出版社名、ページ数
・Webサイト名、記事タイトル、URL、閲覧日
注意点
原文のまま引用する (同一性保持権) こと。
引用する文章を要約したり、一部を書き換えたりすることは原則としてできません。
一字一句 変えないで引用する必要があります。

どんなに気になっても誤字を修正するのもダメなの。
Google 評価とペナルティの観点から注意すべき引用の使い方
引用やリンクを並べただけの記事は評価されないだけでなく、Google からペナルティを受ける可能性もあります。
必ず自分の見解や考察を加えて独自性のある記事にし、ユーザーに価値を提供してくださいね。
以上、私は法律の専門家ではありませんが、実例とルールを踏まえて解説しました。

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