情報商材詐欺に遭って失った80万円と代わりに得たもの

この記事は、

とか、

と思って書いたわけではありません。

この経験を通して私がお伝えしたいのは、「特化ブログの力」。

目的をしっかりと定め、対象を絞って書いた専門性の高いブログを私たちは「特化ブログ」と呼んでいます。

強い想いを持ってつくった「特化ブログ」は とてつもない力を持つことがある、ということをお伝えしたくて、この記事を書きました。

なぜ私は情報商材に80万円を払ったのか

「誰でもスマホ１台・指先１つで初月から30万円」という言葉に心を奪われ、30万円の商材を購入しました。

※ このころはまだ「瀬戸内ことり」を名乗っていませんでしたが、便宜上「ことり」でまいります。

そう。そうなんです。

「アップセル」ってご存じですか？

▲こんなやつです。

「このページは一度閉じると二度と開けませんので、ご注意ください！」みたいな文言が添えられていることもありますね。

「マンツーマンコンサルをお申し込みいただいた方は、私が初月から100万円 稼がせます！」とおっしゃるんですよ。

さっきの30万円を分割にしたことを少し後悔するくらいには洗脳されてましたね･･･。

30万円 (分割) ＋50万円 (翌月一括)。

合計で80万円。

なぜそんな話に乗ってしまったのか。

今にして思えば、ワンオペ育児の疲れで正常な判断ができなくなってたんだな、と判ります。

３か月間、毎日10時間以上ブログを書いて、初めて稼いだお金がたったの31円。という事実も、育児で疲れた心を弱らせるには十分すぎました。

育児もブログも努力が結果につながらない。

家族との時間を犠牲にして頑張ったのに。

本当はバリバリ働いで稼ぎたいのに。

働けないのは私のせいじゃないのに。

詐欺に気づいたとき私が取った行動

詐欺だと気づいたのは、講義が始まるはずの期日を過ぎても連絡が来なかったことから。

会員サイトへのログイン情報が送られてきましたが、マニュアルを見ても、開始時期やコンサルの予約方法などは書かれていません。

会員サイトからは運営に連絡できるようになっているのですが、何を尋ねても、

「他の会員さんの準備が整うまで、マニュアルを見ながら実践していてください。」

という答えしか返ってきません。

「実践していて分からないことがあったら質問してくださいね。」

と言ったくせに、分からないことを質問すると、答えは毎回「詳しくはマニュアルを見て」。

でもマニュアルにはちっとも詳しく書かれてない。

すべてが不自然で、そして稚拙でした。

「これは･･･マズい商材に手を出してしまった･･･」

私は行動を始めました。

証拠を集め、ひとりで訴訟準備を進め、怒りと悔しさをエネルギーに変えていきました。

一番力になってくれたのはブログでした。

絶望の中で「ブログの力」を信じた理由

この詐欺商材についてブログを書き始めたのは、同じ商材を購入してしまった人を集めて、集団訴訟に持ち込みたかったからです。

きっと届く。

きっと誰かが見つけてくれる。

･･･なんて確信があったわけではありません。

でも、何もせずにはいられなかったのです。

１日20記事の鬼更新。

泣きながら書き続けました。

すると、ある方から連絡がありました。

「同じような状況になったことがある。ぜひ力になりたい」

その方は犯人が海外へ逃亡して連絡が取れなくなり、泣き寝入りするしかなかったのだそう。だから、同じような被害に遭っている人がいたら黙って見ていられない、とのことでした。

(なんと、その方は現在、私がよく存じ上げているウェブ制作者様と協業なさっていることが最近になって分かり、お元気な姿に感激しています。あらためてお礼を言いに行こうと思っています。)

その後、親御さんのカードを利用して同じ商材を購入してしまった、という現地 (詐欺業者の事務所は西東京にありました) の仲間が見つかり、事務所の様子などを随時伝えてくれたりもしました。

ブログが見せてくれた逆転の道

80万円という大金。

返金に応じさせるためには、相手に「交渉の場に出る理由」を作らなければなりませんでした。

だから私は、訴状を自分で書き、証拠をブログに掲載し、相手に見つけてもらう道を選びました。

それが成功し、全額 取り戻すことができたのです。

ブログがなかったら、私は泣き寝入りして終わっていたかもしれません。

この経験から得た最大の教訓と伝えたいこと

この経験が教えてくれたのは、「目的と対象を定めて書くブログは必ず届く」ということ。

誰かの背中をそっと押す力。

誰かを救う力。

「ブログ集客支援」は、私がこの経験を経て たどり着いた ひとつの答えです。

もし、いまブログで迷っているなら、どうか覚えておいてください。

あなたの言葉は、必要としている誰かに必ず届きます。

･･･やり方さえ間違えなければ。

さいごに

人は失敗からしか本当に大切なことを学べないのかもしれません。

私はこの出来事を通じて

• 目的を定めて書くこと
• 届けたい相手を明確にすること

の大切さを知りました。

私の手痛い失敗談が、あなたのブログ集客のヒントになりますように。