ことり

この記事では、以下のようなことをお伝えします。

  • 動線設計の基本が知りたい方
  • よくある “もったいない” 動線の失敗例
  • 効果的な動線設計のポイント
  • 動線設計で成果を上げた事例

動線設計とは?読者の行動を導くブログの仕組み

ブログの「動線設計」とは、読者が記事を読むだけで終わらず、「お問い合わせ」「申し込み」「他ページの閲覧」などの行動に自然と進めるよう設計することです。

例えば、「この記事を読んで感動した!ぜひこの人にお願いしたい!」と思っても、

  • お問い合わせページが見つからない
  • 申し込みボタンが見当たらない
  • 関連情報のリンクが貼られていない

こうした状態だと、せっかくの興味も機会損失につながります。

よくある “もったいない” 動線の失敗例

1.「お客様の声」記事が報告だけで終わっている

Aさんがご来店くださいました!

○○をご購入いただきました!

ありがとうございました!

またのご来店をお待ちしております!

・・・これでは、この「お客様の声」を読んだユーザーは何の行動も起こしません。

ブログでお客様の声を紹介するなら、例えば次のような動線を設置します。

  • そのお客様が購入された商品・サービスの詳細へのバナー・ボタン・リンクを設置
  • 他のお客様の声も読んでもらうためのバナー・ボタン・リンクを設置
  • その商品に興味を持ったユーザーがすぐ問い合わせできるようバナー・ボタン・リンクを設置
  • このサービスを提供しているあなたがどんな人なのかを知ってもらうためのプロフィールへの動線

2.ボタンの場所が不親切

実際に私自身が体験した例です。

ある交通系のサイトの「よくある質問」コーナーに「お申し込み可能です!」と書いてあるのに、申し込みページへのリンクがない、ということがありました。

3回くらい諦めて、それでも必要だったので、日を変えてさらに探し、やっとの思いで申し込みました。

私たちのような個人事業主や小規模事業者のサービスを、ここまで探して申し込んではくれません。私たちにとっては致命的な機会損失です。

何より怖いのは、その損失に私たちが気づかないこと。

「申し込んでくれなかったお客様」とは出会わないため、「逃した」実感がないのです。

効果的な動線設計のポイント

1.お客様の声には “悩みと変化” を必ず書く

お客様の声は、信頼性を高め、動線を張るための強力なコンテンツです。

効果的に活用するためには、以下の点を意識しましょう。

  • Before:来店・購入前の悩みや不安
  • Action:どんなサービスを受けたか
  • After:どう変わったか (数字・感情)
  • Review:お客様のリアルな声 (写真・動画があればなおよい)

2.誘導ボタン (CTA) は位置と文言が命

行動を促すボタンは、以下の場所に設置すると効果的です。

  • 記事末尾:記事を読み終えた勢いでクリックしやすい (ただし「最後まで読まれる」と過信するなかれ!)
  • サイドバー:どのページからも見える位置 (スマホだと状況が変わるので要注意!)
  • 記事内の転換ポイント:悩み → 解決ストーリーの後など
ことり

ボタンに載せる文言や添える文言には最大限の工夫を!

改善の余地あり

3.他ページへの動線もしっかりつなぐ

例えば「お客様の声」の記事には、以下のページへのバナー・ボタン・リンクを添えてみましょう。

  • 他のお客様の声一覧ページ
  • 紹介されているサービスの詳細ページ
  • 無料体験申し込みページ
  • 実施日がわかるカレンダーや予約ページ

動線設計で成果を上げた事例

大きな成果があったクライアント様の事例をご紹介。

「お申し込みボタンの位置と文言を見直してみましょう」とご提案し、

  • どの位置なら読者 (企業) が迷わず見つけられるか
  • どんな言葉を添えれば “押したくなる” か

この2点に重点を置いて改善を行なった結果、ひと月も経たないうちに、誰でも名前を知っている超大手企業から講師としてのオファーがあったのです。

見た目や派手さではなく、「気持ちよく行動できる」設計がいかに大事か、改めて実感した事例でした。

読者を動かすブログへ

動線設計は、読者の「今すぐ行動したい」を逃さないための仕掛けです。

特に、小さな事業ほど、気づきにくい機会損失を防ぐ視点が必要。

以下の3つを意識して、ブログを見直してみてくださいね。

  • お客様の声はストーリーに:共感される構成で信頼を得る
  • CTA ボタンの設置と文言:置き場所と気持ちを動かす言葉が鍵
  • 内部リンクで次の行動へつなぐ:読者の迷いをゼロに

ブログが「読むだけ」で終わらず、「申し込まれる」「相談される」ユーザーの動きにつながっていくよう、丁寧な動線設計をしていきましょう。

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動線設計、得意です。いつでもご相談くださいね!